クレジットカード損益分岐計算 | マッハーツール
クレジットカードの年会費と特典の価値を比較し、年間いくら利用すれば元が取れるか(損益分岐点)を瞬時に計算します。
このツールは、入力された情報に基づいてクレジットカードの「真の価値」を可視化します。以下の手順と各項目の意味を参考にご利用ください。
ステップ1:カード情報の入力
まず、計算対象のカード情報を入力します。最も簡単な方法はプリセット機能を使うことです。
- プリセット機能:
お持ちのカードを「カード会社」「カード名」から選択します。すると、年会費や基本還元率などの基本情報が自動で入力されます。もちろん、自動入力された後で数値を自由に変更することも可能です。 - 手動入力:
プリセットにないカードや、特定の条件で計算したい場合は、各項目を直接手入力してください。 
ステップ2:各項目の詳細を入力・調整
次に、あなたの利用状況に合わせて各項目の数値を調整します。正確なシミュレーションのために重要なステップです。
- カード基本情報:
                                    
年会費: 税込みの金額を入力します。「条件付き年会費」のトグルをオンにすると、「年間〇〇円の利用で無料」といった特典をシミュレーションに反映できます。基本ポイント還元率: 通常のショッピングで付与されるポイントの還元率です。その他特典・付加価値: ポイント以外の特典を年間の金額価値に換算して入力します。(例: 「ホテル無料宿泊券」→ 20,000円、「スマホ保険」→ 5,000円など)
 - オプション情報:
                                    
家族カードやETCカードの年会費と、実際に保有している枚数を入力します。これらは年間の維持コストとして計算されます。
 - 電子マネーチャージ設定:
                                    
- 特定の電子マネー(例: Suica)へのチャージでポイントが付く場合に、その月間チャージ額と還元率を入力します。ここで入力した金額は、右側の「月間平均利用額(ショッピング)」には含めないでください(二重計上を防ぐため)。
 
 - ポイント・マイル価値設定:
                                    
1ポイント/マイルあたりの価値は非常に重要です。現金同様に使うなら1円ですが、マイルに交換してビジネスクラスの航空券に充当する場合、1マイルの価値は8円以上になることもあります。プリセットを参考に、ご自身の使い方に合った価値を設定してください。マイル交換レートやマイル移行手数料も、マイル派の方には重要なコスト・リターン要因です。
 - 空港ラウンジ特典:
                                    
プライオリティ・パス価値には、もし自費で加入した場合の年会費相当額(約15,000円~)を入力するのが一般的です。ラウンジ利用回数には、カード付帯のラウンジ(プライオリティ・パス以外)を年間に利用する回数と、1回あたりの価値(例: 1,500円)を入力します。
 
ステップ3:結果の確認と分析
すべての情報を入力したら、右側の結果エリアを確認します。
- 月間平均利用額:
このスライダーや入力ボックスの数値を変更することで、利用額に応じた損益がリアルタイムで再計算されます。ご自身の平均的な利用額に合わせてみましょう。 - 損益分岐点:
カードの年会費や各種コストを、ポイント還元や特典価値で「ペイ」するために必要な年間のカード利用額です。この金額を超えれば、あなたにとってプラスになります。 - あなたの年間損益:
入力した「月間平均利用額」で1年間カードを使い続けた場合の、最終的な損益(プラスかマイナスか)を示します。ここがプラスであれば、そのカードを持つ価値があると言えるでしょう。 
ポイント
- 特典の価値を金額換算する際は、「もしこの特典がなかったら、自分はお金を払ってでも利用したか?」を基準に、現実的な金額を設定すると、より実態に近いシミュレーションが可能です。
 - 海外旅行保険など、金額換算が難しい特典の価値は「その他特典」には含めず、最終的な損益に加えて判断材料とすることをおすすめします。