黄金比・白銀比とは?デザインで使う「比率」の基礎
黄金比(約 1:1.618)と白銀比(約 1:1.414)は、レイアウトや文字サイズを決めるときに使われる比率です。 白銀比は日本では大和比(やまとひ)とも呼ばれ、A4・B5 といったコピー用紙の縦横比そのものになっています。 このツールは数値を1つ入力するだけで、黄金比・白銀比・第2白銀比・青銅比の各値と、そのまま貼れる CSS のコード(CSS変数・aspect-ratio・flex-basis)を生成します。 計算はすべてブラウザの中で完結するため、入力した数値がサーバーに送られることはありません。登録もインストールも不要です。
白銀比(大和比)とは?A判の紙と1:√2
白銀比は、短い辺と長い辺の比が 1:√2(約 1:1.41421…)になる比率です。日本では大和比とも呼ばれます。A4(210×297mm)や B5(182×257mm)など、A判・B判の用紙はこの比率をミリ単位に丸めた寸法で決められています。長い辺を半分に折ると、できた紙もまた 1:√2 になるため、A3 を半分にすると A4、A4 を半分にすると A5 というように、形を保ったまま大きさだけが変わります。 長い辺は「短い辺 × 1.4142」、短い辺は「長い辺 ÷ 1.4142」で求められます。A判・B判の寸法表や白銀比だけの計算は、白銀比の計算ページにまとめています。
白銀比と黄金比の違い(図)
黄金比・白銀比・第2白銀比の違い
| 比較項目 | 黄金比 | 白銀比 | 第2白銀比 |
|---|---|---|---|
| 比の値 | 1 : 1.6180… | 1 : 1.4142… | 1 : 2.4142… |
| 数式 | (1 + √5) ÷ 2 | √2 | 1 + √2 |
| 別名 | φ(ファイ) | 大和比 | 白銀数 |
| 身近な例 | 名刺やカードの縦横比に近い | A4・B5 などのコピー用紙 | 短冊・縦長のバナー |
| 半分に折ると | 比率が変わる | ◎ 同じ比率のまま | 比率が変わる |
| 向いている場面 | ロゴ・見出しなど印象をつくる要素 | 書類・印刷物など実務的な紙面 | 縦に長い領域の分割 |
「半分に折っても同じ形になる」のは白銀比だけが持つ性質です。紙の規格に採用されているのはこのためです。
白金比・青銅比・貴金属比の一覧
「貴金属比」は、長方形から正方形を n 個切り取ったとき、残りが元と同じ形になる比率の仲間です。第 n 貴金属比は (n + √(n² + 4)) ÷ 2 で表され、n = 1 が黄金比、n = 2 が白銀比、n = 3 が青銅比です。 ただし日本のデザインの分野では 1:√2 を「白銀比」と呼ぶことが多いため、このツールでは数学でいう白銀比(1 + √2)を「第2白銀比」と表記しています。
| 名称 | 比の値・数式 | 性質・メモ |
|---|---|---|
| 黄金比 第1貴金属比 |
1 : 1.6180… (1 + √5) ÷ 2 |
正方形を1つ切り取ると、残りが元と同じ形になる |
| 第2白銀比 第2貴金属比 |
1 : 2.4142… 1 + √2 |
正方形を2つ切り取ると同じ形が残る。正八角形の1辺と、向かい合う辺どうしの距離の比でもある |
| 青銅比 第3貴金属比 |
1 : 3.3027… (3 + √13) ÷ 2 |
正方形を3つ切り取ると同じ形が残る |
| 第4貴金属比 | 1 : 4.2360… 2 + √5 |
正方形を4つ切り取ると同じ形が残る |
| 白銀比(大和比) | 1 : 1.4142… √2 |
貴金属比の仲間ではない。半分に折ると同じ形になり、A判・B判の用紙に使われている |
| 白金比 | 1 : 1.7320… √3 |
貴金属比の仲間ではない。正三角形の底辺の半分と高さの比。呼び名は資料によって異なる |
このツールでは、ここに挙げた比率のうち第4貴金属比以外をすべてカードで計算できます。