「くらべる」あそびで育つ力とは?(保護者・先生向け)
「くらべっこ」は、大小・長短・多少・高低といった“くらべる”概念を、絵文字やバー・積み木タワーをタップしながら楽しく体験できる、3〜6歳(未就学児)向けのブラウザあそびです。ものの大きさや量、長さ、高さを比べて「いちばん◯◯なのはどれ?」に答える活動は、就学前の算数の素地(数量感覚)を育てる遊びとして知られています。小学校受験でも「比較」は定番の出題領域で、日常のなかでたくさん比べた経験が、数の理解や量の保存概念へとつながっていくと言われています。本ツールは文字がまだ読めないお子さまでも遊べるよう、問題文を音声で読み上げ、正解すると大きなマルとキャラクターがはねる演出で、成功体験を積み重ねられるように設計しています。
系列化(セリエーション)とは?
「じゅんばんならべ」で扱っているのが系列化(セリエーション)です。系列化とは、大きさ・長さなど一つの基準にそって、ものを順序よく並べる力のことです。たとえば3〜4個の大きさの違うものを「ちいさいじゅん」に並べるには、それぞれを一対一で比べ、相対的な関係(AはBより大きいが、Cより小さい)を頭のなかで整理する必要があります。この「比べて順序づける」経験は、数の大小関係の理解や、のちの数直線・順序数の感覚につながる基礎になると言われています。最初は2〜3個から、慣れてきたら4個へと数を増やしていくと、無理なくステップアップできます。
おうちの方の関わり方・声かけのコツ
比較の力は、アプリのなかだけでなく生活の中の声かけで大きく育っていきます。おやつを分けるときに「どっちのおさらがおおいかな?」、お風呂で「このタオルとあのタオル、どっちがながい?」、家族で背くらべをして「だれがいちばん たかいかな?」——身のまわりのものを比べる問いかけを、遊びのなかに散りばめてみてください。お子さまが答えたら、正解・不正解よりもまず「くらべられたね!」と過程をほめるのがポイントです。間違えても責めず、実物を並べて一緒に確かめると、「くらべる」楽しさが自然と身についていきます。
くらべっこ で学べる比較概念(早見表)
| あそび | くらべる概念 | つかう ことば | 育つ力の目安 |
|---|---|---|---|
| おおきいのどっち? | 大小 | おおきい/ちいさい | 大きさの比較・視覚的弁別 |
| ながいのどれ? | 長短 | ながい/みじかい | 長さの比較・端をそろえて見る力 |
| おおいのどっち? | 多少 | おおい/すくない | 量・数の比較(数量感覚の芽) |
| たかいのどれ? | 高低 | たかい/ひくい | 高さの比較・空間の把握 |
| ふといのどれ? | 太細 | ふとい/ほそい | 太さ(幅)の比較・弁別 |
| じゅんばんならべ | 系列化 | じゅんばん | 相対比較・順序づけ(セリエーション) |
| なんばんめ? | 順序数 | ○ばんめ | 順序数・数えて位置を捉える力 |
※ 発達には大きな個人差があります。年齢はあくまで目安で、できる・できないで焦る必要はありません。お子さまが楽しめる範囲で遊んでください。