「ならびのきまり(系列)」とは?ねらいと対象
「ならびのきまり」は、図形・色・大きさなどが規則的に並んだ列(系列)を見て、そこにひそむ「きまり(規則)」を見つけ、あいている場所に入るものを当てる思考トレーニングです。たとえば「○△○△○…」なら次は△、「○○△△○○…」なら次は△と、並び方のルールに気づく力(パターン認識)を育てます。ルールを見つけて先を予測する力は、算数の数列や規則性の問題、プログラミング的思考、さらには文章の流れをつかむ読解にもつながる、思考判断のいちばん土台にある力です。対象は年長〜小学3年生(おおむね5〜9歳)。単純な2要素の繰り返しからはじめ、上級では2つのきまりが同時に進む複合系列や、抜けの位置が真ん中にくる問題、マスがぐるぐる回る位置回転など、小学3年生でも歯ごたえのある難度まで用意しています。
きまりの見つけ方・4つのレベル
系列を解くコツは、「どこまでが1つのかたまり(周期)か」を見つけることです。「○△○△」なら〈○△〉の2つが1かたまり、「赤青緑赤青緑」なら〈赤・青・緑〉の3つが1かたまり。かたまりが分かれば、抜けている場所が何番目かを数えて、そこに来るものが分かります。上級の複合系列は、色は〈赤・青〉の2つ、形は〈○・△・□〉の3つ、というように2つのきまりが別々のリズムで同時に進むため、色と形をそれぞれ独立に追いかけるのがポイントです。答え合わせでは毎回「どんなきまりだったか」を言葉で表示するので、自分の見つけたルールが正しかったかを確かめられます。
おうちでの進め方・見守りのポイント
はじめは「2つの くりかえし」からスタートし、「つぎは○○だから、そのつぎは△だね」と、声に出して指でなぞりながら並びを確かめてあげましょう。慣れてきたら「3つ・ぬけ」「2つの きまり」へ。間違えても、正解を教える前に「どこがくりかえしになっている?」と一緒に探すのが力になります。速さより「なぜそうなるか」を説明できることを大切にしてください。連続で正解するとテンポが上がる「コンボ」演出があるので、テンポよく解く楽しさも味わえます。実物のブロックやおはじきを色や形で並べて、続きを作らせる遊びも、この力を伸ばす近道です。
レベルと対象のめやす(早見表)
| レベル | 対象のめやす | どんなきまり? |
|---|---|---|
| 2つの くりかえし | 年長〜小1 | ◎ ○△○△/○○△△など2つのかたまりの反復。抜けは列の最後 |
| 3つ・ぬけ | 小1〜小2 | 3つの繰り返し・だんだん大きくなる系列。抜けの位置がランダム(真ん中も) |
| 2つの きまり | 小2〜小3 | 色は2つ・形は3つなど、2つの規則が別のリズムで同時に進む複合系列 |
| くるくる(位置回転) | ちょうせん | マスの中の印が時計回りにぐるぐる回る位置の系列。回転の向きを読む |
※ 対象のめやすは一般的な目安です。お子さんの理解度に合わせて、できるレベルから始めてください。系列は毎回自動で作られるので、同じ問題は出にくく、くりかえし遊べます。