「えあわせパズル」ってどんなあそび?
「えあわせパズル」は、ライオンや汽車、お城といった身近な絵を何枚かのタイルにバラバラにし、それを元どおりの一枚の絵に戻していく、昔ながらのジグソー/スライドパズル系の遊びです。このツールでは画像ファイルを使わず、大きな絵文字を画面に描いて分割しているので、動作が軽く、どの絵も色あざやかで見分けやすいのが特徴です。絵はどうぶつ・のりもの・たべもの・しぜんなど70種類以上あり、「え の しゅるい」でジャンルをしぼって遊ぶこともできます。遊び方は3つ。バラバラのタイルを2枚タッチして入れ替える「いれかえ」、あいた1マスへとなりのタイルをすべらせて並べる「スライド」、完成した絵の1マスが空いていて下のかけらから正しい1枚を選ぶ「どこのかけら?」。どれも指でタッチするだけなので、マウス操作やドラッグがまだ難しい3〜4歳のお子さんでも取り組みやすくなっています。むずかしさはやさしい(2×2=4ピース)からたつじん(4×4=16ピース)まで5段階で少しずつ増やせます。完成すると絵の名前を読み上げるので、文字が読めなくても「なにができたか」がわかります。
パズルあそびで育つといわれる力
パズルは、幼児期にさまざまな力を育む遊びとして知られています。まず、バラバラのピースが集まると1枚の絵になると理解する「部分と全体」をとらえる力。次に、どのピースがどこに入るかを考える空間認識・図形認識の力。さらに、完成の絵(全体像)を思い浮かべながら手を動かすワーキングメモリ(見比べて覚える力)も使います。加えて、うまくはまらなくても「もういちど」と挑戦するなかで、最後までやりぬく力・あきらめない気持ちを経験できると言われています。このツールでは、間違えても赤い×や叱る表現は出さず、何度でも挑戦でき、必ず「できた!」で終われるように作っています。できた達成感を積み重ねることが、次への意欲につながります。
対象年齢と「ピース数」の目安
パズルは、いきなり細かく分けると難しくて嫌になってしまうことがあります。お子さんが2〜3手で完成できるくらいのやさしさから始め、できたら少しずつピースを増やすのが続けるコツです。下の表は分割数(ピース数)と年齢のおおよその目安で、「いれかえ」と「スライド」で共通です。発達には個人差が大きいので、年齢はあくまで参考とし、お子さんが「できた!」を味わえる難しさを選んであげてください。
| むずかしさ/分割 | ピース数 | 年齢の目安 | ねらい |
|---|---|---|---|
| やさしい(2×2) | 4ピース | ◎ 3〜4歳 | はじめてのパズル。まず完成できる楽しさを |
| かんたん(2×3) | 6ピース | ◎ 3〜4歳 | 4ピースに慣れたら次の一歩に |
| ふつう(3×3) | 9ピース | ◎ 4〜5歳 | 位置を見比べて入れ替える力を育てる |
| むずかしい(3×4) | 12ピース | ◎ 5〜6歳 | 全体像を保ちながら手順を考える |
| たつじん(4×4) | 16ピース | ◎ 6歳〜 | 小学生でも歯ごたえ。手順を組み立てる |
| どこのかけら? | 3〜4たくで1マス | 3〜6歳 | 部分と全体を結びつける(色・形の手がかり) |
おうちの方の関わり方のコツ
お子さんがつまずいたら、答えを教えるのではなく「みほん(できあがりの絵)はどんな色だった?」「このタイルは絵のどこかな?」と、見比べる視点をそっと言葉にしてあげると、自分で気づく力が育ちます。できたときは絵の名前を一緒に言う・大げさに喜ぶことで達成感が何倍にもなります。うまくいかない時間があっても、それは考えている大切な時間。すぐに手を出さず見守ることも、あきらめない気持ちを育てる関わり方です。1回3問と短く区切ってあるので、集中が切れる前に「シールがたまったね」と切り上げると、また遊びたい気持ちが続きます。長時間の連続使用は避け、明るい部屋で画面と適度な距離をとってお使いください。