本免学科試験の合格点・問題数・試験時間
本免学科試験(普通自動車免許の本試験)は、100点満点中90点以上で合格です。文章問題90問とイラスト問題5問の95問を50分で解きます。
| 合格点 | 100点満点中 90点以上 |
|---|---|
| 問題数 | 合計 95問(文章問題90問+危険予測のイラスト問題5問) |
| 配点 | 文章問題=1問1点(計90点)/イラスト問題=1問2点(計10点)。イラスト問題は1つのイラストにつき3問が出され、3問すべて正解したときだけ2点が入る |
| 試験時間 | 50分 |
| 合格率の例 | 宮城県の指定自動車教習所卒業者で 69.1%(令和5〜7年の平均。宮城県警察の公表値) |
※問題数・試験時間・合格基準は大阪府警察、配点とイラスト問題の採点は宮城県警察の案内によります。受験する都道府県の案内もあわせて確認してください。
本免は何問間違えたら不合格?
失点が10点までなら合格、11点以上で不合格です。間違え方ごとに数えると次のとおりです。
| イラスト問題で落とした数 | 文章問題で許される間違い |
|---|---|
| 0(10点満点) | 10問まで |
| 1(−2点) | 8問まで |
| 2(−4点) | 6問まで |
| 3(−6点) | 4問まで |
| 4(−8点) | 2問まで |
| 5(−10点) | 0問(1問も間違えられない) |
イラスト問題は3問のうち1問でも間違えると2点が入らないので、見た目以上に失点しやすい問題です。文章問題でも「あと1問」で落ちることがあるため、ひっかけの型を先に知っておくのが近道です。
よく出るひっかけ問題の型10選
ひっかけ問題は、正しいルールの一部だけを言い換えて誤りにする形がほとんどです。警察庁の「交通の方法に関する教則」の内容から、特に取り違えやすいものを10個に絞りました。
| 型 | ひっかけの例 → 正しいルール |
|---|---|
| 1. 黄色の点滅 | 「黄色の点滅信号では徐行しなければならない」→ ✕ ○ 他の交通に注意して進むことができる |
| 2. 赤色の点滅 | 「赤色の点滅信号では徐行して進める」→ ✕ ○ 停止位置で一時停止しなければならない |
| 3. 駐車と停車 | 「5分以内の荷物の積みおろしは駐車になる」→ ✕ ○ 人の乗り降りと5分以内の荷物の積みおろしは駐車にならない |
| 4. 駐停車禁止の距離 | 「踏切から6メートル離れていれば駐停車できる」→ ✕ ○ 踏切とその端から前後10メートル以内。交差点・横断歩道は5メートル以内 |
| 5. バス停 | 「バス停の標示板から10メートル以内は終日駐停車禁止」→ ✕ ○ 禁止されるのは運行時間中に限られる |
| 6. 駐車禁止の距離 | 「火災報知機から5メートル以内は駐車禁止」→ ✕ ○ 火災報知機は1メートル、車庫などの出入口は3メートル、消火栓は5メートル以内 |
| 7. 追越し禁止の場所 | 「交差点の手前30メートル以内は、どんな場合も追越し禁止」→ ✕ ○ 優先道路を通行している場合は別 |
| 8. 通行止めの標識 | 「車両通行止めの道路は、歩行者も通れない」→ ✕ ○ 車両通行止めは車の通行止め。歩行者も通れないのは「通行止め」 |
| 9. 緊急自動車 | 「交差点付近で緊急自動車が近づいてきたら、交差点の中で左に寄って止まる」→ ✕ ○ 交差点付近では交差点を避けて道路の左側に寄り、一時停止する |
| 10. 夜間のライト | 「夜間は、対向車がいても前照灯を上向きにしておく」→ ✕ ○ 対向車と行き違うときは、減光するか下向きに切り替える |
※「必ず」「どんな場合も」「すべて」のような言い切りがある文は、例外を消して誤りにしていることが多いので、例外が無いかを一度考えてから答えてください。
危険予測イラスト問題の解き方
試験の最後に出る5問の危険予測問題は、1つのイラストについて3つの文が示され、それぞれが正しいか誤りかを答えます。3問すべて正解したときだけ2点が入ります。
- 「かもしれない」で考える:「自転車は止まってくれるだろう」「子供は飛び出してこないだろう」のような楽観的な文は誤りになりやすい傾向があります。
- 死角を探す:駐車しているトラックのかげ、右折待ちの対向車のかげには、見えない歩行者やバイクがいるかもしれないと考えます。
- 行動は「速度を落とす」「止まれるように備える」:「そのままの速度で通過する」「警音器を鳴らして通過する」は誤りになりやすい行動です。
- 3問を別々に判断する:1つが正しいから残りも正しい、とは限りません。
効果測定・仮免学科試験との違い
教習所に通う場合、学科のテストは「効果測定」→「仮免学科試験」→「本免学科試験」の順に受けます。範囲と問題数が段階的に増えます。
| 項目 | 効果測定 | 仮免学科試験 | 本免学科試験 |
|---|---|---|---|
| 何のためか | 教習所が学科の理解を確認する校内のテスト | 仮免許を受けるための試験 | 運転免許を受けるための試験 |
| 問題数・時間 | 教習所によって違う | 50問・30分 | 95問・50分 |
| 合格基準 | 教習所によって違う | 90%以上(50問中45問) | 90点以上(100点満点) |
| イラスト問題 | 教習所によって違う | なし(文章問題のみ) | 5問(1問2点) |
| 合格率(宮城県の例) | 公表なし | 86.3% | 69.1% |
※仮免学科試験の問題数・時間・合格基準は大阪府警察と愛知県警察の案内、合格率は宮城県警察の公表値(令和5〜7年の平均)です。本ツールの問題は、どの段階の対策にも使えます。
似ている用語・標識の比較表
出題者が狙ってくる「勘違いしやすいポイント」を表で整理しました。
| 用語 | 意味・ルール | ひっかけ問題のパターン |
|---|---|---|
| 徐行 | 車がすぐ停止できるような速度で進むこと | 「徐行場所では一時停止しなければならない」→ ✕(止まる必要はない) |
| 一時停止 | 停止線の直前で車を完全に止めること | 「赤の点滅信号は徐行して進む」→ ✕(必ず一時停止) |
| 駐車禁止 | 駐車は禁止。停車はできる | 「駐車禁止場所では人の乗り降りもしてはいけない」→ ✕(停車はできる) |
| 駐停車禁止 | 駐車も停車も禁止 | 「駐停車禁止場所でも5分以内の荷おろしならよい」→ ✕ |
| 車両通行止め | 自動車・原付・軽車両(自転車を含む)の車すべてが通行できない | 「車両通行止めは自転車なら通れる」→ ✕ |
| 車両進入禁止 | 標識のある側からの進入ができない(一方通行の出口などに設置) | 「進入禁止の道路は、どの方向からも入れない」→ ✕(反対側からは入れる) |