「いちのことば」とは?位置・座標の空間認識を育てる知育ドリル
「いちのことば」は、ものの位置を言葉であらわし、頭の中に地図のように思い描く力(空間認識)を育てる無料の知育ドリルです。「うえから2ばんめ、ひだりから3ばんめ」のように行と列で位置を伝える座標の考え方は、算数のグラフ・地図・プログラミングにもつながる、小学校以降ずっと使う基礎の力です。本ツールには4つのコースがあります。「どこかな?」は言葉で示された位置のマスを当てるコース、「いちの きおく」は絵の並びを数秒で覚えてから同じ場所に置き直す位置記憶(上級では「どこが かわった?」の変化検出)のコース、「みちあんない」は「みぎに2つ、うえに1つ」のような手順を聞いて到達するマスを当てる手順記憶のコース、「みぎ・ひだり」は向かい合った相手・後ろ姿・よこむきの相手の右手・左手を当てる視点変換のコースです。対象は年長〜小学3年生(おおむね5〜9歳)。レベルを上げると3×3から4×4、5×5へとマスが広がり、「りんごの みぎ、そのうえのマス」のような2段の複合指示や「はしっこじゃない ますで いちばん うえ」のような除外指示、覚える絵の数、相手視点の混ざり方が難しくなります。
3つのコースで育つ力
「どこかな?」では、「うえ・した・みぎ・ひだり」と数を組み合わせて位置を正確に読み取る力が育ちます。上級では「🍎の ふたつ したのマス」のように、基準になるものからの相対位置を考える問題が出て、いま話題の座標感覚が自然と身につきます。「いちの きおく」では、絵の位置を一度に覚えるワーキングメモリ(短期記憶)と空間の記憶を鍛えます。覚える絵は2個から4個へと増えていきます。「みぎ・ひだり」は、自分ではなく相手の立場から右・左を考える視点変換という、少し高度な力を育てます。向かい合った相手の右手は、見ている自分からは左側にある——この「立場を入れ替えて考える」経験は、思いやりや論理的思考の土台にもなります。
おうちでの進め方・見守りのポイント
はじめは「どこかな?」の★(3×3)から始めるのがおすすめです。慣れてきたら「いちの きおく」「みぎ・ひだり」へ、そしてレベルを少しずつ上げていきましょう。位置を答えるときは、「うえから かぞえてみよう」「ひだりの はしから いくつ?」と指でなぞりながら数える手伝いをしてあげてください。「みぎ・ひだり」でつまずいたら、実際に親子で向かい合って手を挙げてみると、「相手の右は自分の左」だと体で分かります。間違えても叱らず、正しい位置を一緒に確認してから次へ。1セットは10問と短いので、1日1〜2セットを毎日続けるのが力になります。「まぜこぜ」はほかのコースがランダムに出ます(レベル1は2コース、レベル2で「みちあんない」、レベル3からは「みぎ・ひだり」も加わって4コース)。力だめしにどうぞ。
コースとレベルのめやす(早見表)
| コース | やること | れいだい | そだつ ちから |
|---|---|---|---|
| どこかな? | ことばで しめされた マスを タップ | うえから2、ひだりから3のマス/🍎の ふたつ した | ◎ ざひょう感覚 |
| いちの きおく | えの いちを おぼえて 再配置/かわった マスを あてる | 2〜5この えを 数びょう見て 再配置・変化検出 | 記憶・空間 |
| みちあんない | 「みぎに2つ、うえに1つ」の てじゅんで すすんだ マスをタップ | 🚩から みぎに2、うえに1 すすむと? | 手順記憶 |
| みぎ・ひだり | むかいあった あいての みぎて・ひだりてを あてる | むかいあった子の みぎての ほうは? | 視点変換 |
※ 対象や難易度は一般的な目安です。お子さんの理解度に合わせて、できるコース・レベルから始めてください。