「かたちはめ」で育つ力とねらい
「かたちはめ(型はめ)」は、まる・さんかく・しかく・ほし・ハートといった図形の輪郭(シルエット)を見比べて、同じ形どうしを対応づける遊びです。乳幼児期の型はめパズルは、図形の全体像をとらえる形の恒常性(向きや色が変わっても同じ形だと分かる力)や、目で見た情報と手の動きを結びつける目と手の協応を育む遊びとして古くから親しまれてきました。このツールでは、穴(シルエット)にピースを合わせる「かたちはめ」と、見本と同じ形を選ぶ「おなじかたちどれ?」の2つで、図形認識・観察力・比べる力を無理なく引き出すことをねらいとしています。文字が読めなくても、読み上げと大きな絵で直感的に取り組めるよう作っています。
対象年齢と発達の目安
対象は3〜6歳(未就学児)です。3歳ごろは、まる・さんかく・しかくなど基本の形を「同じ・違う」で見分けられるようになる時期と言われています。4〜5歳になると形の名前を覚え、ほしやハートのような少し複雑な輪郭、さらに向きが回転していても同じ形だと見抜く力が育ってきます。小学校入学前後には、図形を組み合わせたり分けたりする感覚(就学後の「かたちづくり」や算数の図形領域につながる基礎)が芽生えます。発達には大きな個人差があるため、下の早見表はあくまでゆるやかな目安としてご覧ください。できた・できないで評価せず、「できたね!」を一緒に喜ぶことが、次への意欲につながります。
| 年齢の目安 | 図形あそびの発達の目安 | このツールでの遊び方のヒント |
|---|---|---|
| 3歳ごろ | まる・さんかく・しかくを「おなじ」で見分け始める | 基本の形が中心の「かたちはめ」から。数を少なめに |
| 4歳ごろ | ほし・ハートなど輪郭の複雑な形も見分けられる | 形の名前を読み上げと一緒に声に出してみる |
| 5歳ごろ | ◎ 色が違っても同じ形だと分かる | 「おなじかたちどれ?」の色違いレベルに挑戦 |
| 6歳ごろ | ◎ 回転していても同じ形だと見抜ける | 回転ありレベルで「向きが変わっても同じ」を体験 |
※ 目安は一般的な発達の傾向であり、月齢・経験・個性により前後します。順番どおりでなくても心配いりません。
おうちの方の関わり方のコツ
効果を急がず、「一緒に遊ぶ時間そのもの」を大切にしてください。うまくはまらないときは「あれれ?」と一緒に笑い、正解を先に教えず、少しだけヒント(「これは とがっているね、どのあなかな?」など形の特徴を言葉にする)を出すと、自分で気づく力が育ちます。できたときは形の名前を添えて「ほし、はまったね!」と具体的にほめると、名前と形が結びつきます。画面だけでなく、身のまわりの「まるいお皿」「しかくいティッシュ箱」など実物の形探しにつなげると、遊びが生活の学びに広がります。1回3〜5問と短く区切ってあるので、集中が切れたら無理に続けず、また遊びたくなったときに再開するくらいがちょうどよい距離感です。連続タップで壊れない設計にしていますが、遊ぶときは保護者の方がそばで見守ってあげてください。