「からだのなまえ」で育つ力
自分のからだの部位に名前があり、それがどこにあるかを知ることは、幼児期の発達を支える基礎のひとつだと言われています。「からだのなまえ」は、あたま・め・みみ・はな・くち・て・むね・あしといった身近な18の部位を、遊びながらおぼえられる無料の知育あそびです。キャラクターにタッチすると名前を読み上げる「じゆうにタッチ」、聞いた部位を探す「こえで さがそう」、絵(アイコン)と同じ部位を探す「えで さがそう」、そして「ものを みる ぶぶんは?」のようにはたらき(役割)から部位をあてる「はたらきで さがそう」の4つの遊びを通して、体の部位の名称・はたらき・ボディイメージ(自分の体の地図)・語彙・耳で聞いて探す力をバランスよく刺激します。クイズはやさしい/ふつう/むずかしい/チャレンジの4段階から選べ、覚えるほどに出てくる部位が増えていきます。体の名前とはたらきを言葉にできることは、痛いところや気持ちを大人に伝える力にもつながる、生活に根ざした学びとして知られています。
体の部位の名前がわかる発達の目安
子どもが体の部位を覚えていく過程には、おおよその目安があると言われています。1〜2歳ごろには「め・くち・はな・て」など、顔や手足のよく使う部位を指させるようになる子が増えてきます。3歳ごろにはあたま・みみ・おなか・あしなどに広がり、4〜5歳ではひざ・かた・くび・ゆびなど、より細かい部位や、見えにくい場所の名前もわかるようになっていきます。「あたまはどこ?」と聞いて指させる(受容)ほうが、自分から名前を言う(表出)より先にできることが多いとされています。ただし発達には大きな個人差があり、順番や速さは一人ひとり違います。できた・できないで急がず、遊びのなかで自然に触れる回数を増やすことが大切だと考えられています。
おうちの方の関わり方のコツ
体の名前の学びは、画面のなかだけでなく日常のふれあいとつなげることでぐんと豊かになると言われています。お風呂や着替えのときに「あたま あらおうね」「て、あげて」と実際に自分の体を触りながら名前を添えて話しかけると、子どもは言葉と場所を自然に結びつけていきます。歌に合わせて体を触る手遊びも効果的です。遊びのなかで間違えても否定せず「おしいね」「こっちは どこかな?」と一緒に探してあげると、体を知ること自体が楽しくなります。うまくタッチできたときは大きく喜び、成功の体験で終えるのがコツです。1回2〜3分の短い時間で、毎日少しずつ触れるのがおすすめです。
このあそびで学べる18の部位と、そのはたらき
| なまえ | ばしょ | はたらき・おぼえかたの ヒント |
|---|---|---|
| あたま | いちばん うえ | かみのけの ある まるい ところ |
| かお | あたまの まえ | め・はな・くちが ある ところ |
| め | かおの うえ | ものを みる ところ・ふたつ ある |
| みみ | あたまの よこ | おとを きく ところ・ふたつ ある |
| はな | かおの まんなか | においを かぐ ところ |
| くち | かおの した | たべたり おはなし する ところ |
| ほっぺ | めの した・よこ | ぷにぷにの やわらかい ところ |
| あご | かおの いちばん した | たべものを かむ ときに うごく ところ |
| くび | あたまと からだの あいだ | あたまを ささえる ほそい ところ |
| かた | くびの りょうよこ | うでが はじまる ところ |
| うで | からだの りょうよこ | かたから てまでの ながい ところ |
| ひじ | うでの まんなか | うでが まがる ところ |
| て | うでの さき | ものを もつ ところ・ふたつ ある |
| ゆび | ての さき | ちいさい ものを つまむ ところ |
| むね | おなかの うえ | いきを する・こころ(しんぞう)が ドキドキする ところ |
| おなか | からだの まんなか | たべた ごはんが はいる ところ |
| ひざ | あしの まんなか | あしが まがる ところ |
| あし | からだの した | あるいたり はしる ところ |
※ 部位の呼び方や範囲は地域・家庭によって多少異なります。無理に統一せず、身近な呼び方でも大丈夫です。