「かぞえてタッチ」で育つ力(数の基礎)
「かぞえてタッチ」は、3〜6歳の未就学児が1〜10の数に親しむためのタッチあそびです。動物を1匹ずつタップして数える、集まりがいくつあるかを当てる、数字と同じ数の集まりを探す、数字を1から順にタッチする、どちらの集まりが多いかを比べる、2つの列を1つずつ対応させて多い少ないをくらべる——という6つのあそびを通して、数唱(数を声に出して唱える力)・計数(ものと数を1対1で対応させて数える力)・数字と量の対応・数の大小の比較という、算数の土台になる感覚に触れられます。数の理解は一足飛びには育たず、遊びの中で「1・2・3…」と繰り返し数えたり、指で1つずつ確かめたりする経験の積み重ねで少しずつ深まっていくと言われています。文字がまだ読めないお子さんでも楽しめるよう、問題文やほめ言葉は音声で読み上げ(対応ブラウザのみ)、タップした動物は光り、正解すると大きな○とキャラクターで優しく褒める作りにしています。
「数唱」と「計数」はちがう?数概念の発達段階
「もう10まで数えられるから、数がわかっている」とは限りません。数の理解には段階があると考えられています。はじめは数唱——「いち・に・さん…」と歌のように順番を唱える段階です。次に計数——ものを指さしながら「1つの物に1つの数」を対応させ、最後に言った数が全体の個数だと分かる段階(基数性)へ進みます。さらに、数字「5」を見て「●が5こ」と結びつける数字と量の対応ができるようになっていきます。数え間違いの多くは「唱えるスピードと指さすスピードがずれる」ことで起きるため、ゆっくり1つずつタッチして数える経験がとても役立つと言われています。このツールの6モードは、ちょうどこの段階(数唱→計数→数字対応)に沿い、さらに数の大小比較や1対1対応まで、少しずつ広げて遊べるように設計しています。
おうちの方の関わり方のコツ
数に親しむ遊びは、正解・不正解よりも「一緒に数える楽しさ」が大切だと言われています。お子さんが指を差して数えるときは、大人も一緒に「いち、に、さん…」と声を合わせてあげると、数唱と計数が結びつきやすくなります。間違えても否定せず「おしいね、もう1回いっしょに数えてみよう」と誘うと、安心して何度でも挑戦できます。このツールは間違えても叱らず、優しく「もういっかい!」と促し、最後は必ず成功体験で終わるようにしています。1回のあそびは3〜5問と短めなので、集中が切れる前に「クリア!」まで到達しやすく、シールを集める楽しみで自然に続けられます。生活の中でも、階段の段数・お皿の数・おやつの個数など、身近なものを数える機会を増やすと、遊びで得た感覚が実感につながっていきます。
年齢と「数」の発達のめやす
| 年齢のめやす | 数の理解のめやす | おすすめのモード・遊び方 |
|---|---|---|
| 3歳ごろ | 3程度まで数を唱えられ、少数の物を「1・2・3」と数え始める。「いくつ?」に指の数で答えることも。 | ◎ むずかしさ「1〜3」+タッチでかぞえるで、1つずつ数える体験から。 |
| 4歳ごろ | 5程度まで正しく計数でき、「ぜんぶでいくつ」が言えてくる。数の多い・少ないの比較も。 | ◎ 「1〜5」+いくつかな?で、集まりの数を当てる練習に。 |
| 5〜6歳ごろ | 10程度まで数え、数字と量を結びつけたり、順序(何番目)を意識したりし始める。 | ◎ 「1〜10」+おなじかずどれ?/すうじタッチで、数字対応と順序へ。 |
※ 発達には大きな個人差があります。表はあくまで一般的なめやすで、年齢どおりに進むことを求めるものではありません。お子さんのペースに合わせてお楽しみください。