「こっきあそび」で育つ力
幼児期の子どもは、形や色の特徴をまるごと覚える力にすぐれていると言われ、国旗はその記憶力を楽しく引き出す題材としてよく親しまれています。「こっきあそび」は、日本・アメリカ・フランスなど40か国以上の国旗と国の名前を、カードをめくって覚える「おぼえる」、聞いた国名の旗を4つから選ぶ「どのはたかな?」、旗を見て国名を当てる「どこのくに?」、同じ旗のペアを探す「おなじはたさがし」の4つの遊びで学べる無料の知育あそびです。国旗の色や模様を見分け、名前と結びつけていく過程では、観察力・記憶力(ワーキングメモリ)・語彙・そして世界への興味がバランスよく刺激されると考えられています。「この国はどんなところ?」という好奇心のきっかけとして、図鑑や地球儀とあわせて楽しむのもおすすめです。
対象年齢と発達の目安
国旗あそびの目安は3〜6歳です。3歳ごろは「同じ旗を見つける(マッチング)」遊びから始めると取り組みやすく、色や形の違いに気づく練習になります。4〜5歳になると、覚えた旗と国名を結びつけられる子が増え、「日本の旗はどれ?」といったクイズも楽しめるようになります。就学前後には、覚えた国が「どこにあるのか」「何が有名なのか」へと関心が広がっていきます。幼児は大人が驚くほど多くの国旗を覚えることがありますが、覚えた数を競うより、当てられた喜びや「知りたい」という気持ちを大切にすることが長く楽しむコツだと言われています。発達には大きな個人差があるので、一人ひとりのペースで進めてあげてください。
おうちの方の関わり方のコツ
国旗の学びは、身のまわりの世界や図鑑とつなげることでぐんと豊かになると言われています。旗を覚えたら「この国ではこんな動物がいるんだって」「ここは海の向こうにあるよ」と、地図や地球儀で場所をいっしょに探したり、図鑑の写真を見せたりすると、旗が「記号」から「本物の国」へと結びついていきます。クイズで間違えても「おしいね」「もういっかい見てみよう」と責めずに一緒に見てあげることで、探すこと自体が楽しくなります。うまく言えたときは大きく喜び、成功の体験で終えるのがコツです。オリンピックやワールドカップなど、テレビで各国の旗が映る機会に「あ、これ知っている!」とつなげるのも、興味を広げるよいきっかけになります。1回2〜3分の短い時間で、毎日少しずつ触れるのがおすすめです。
このあそびに でてくる くに(一部)
| はた | くにの なまえ | グループ | ヒント・とくちょう |
|---|---|---|---|
| 🇯🇵 | にほん | ★かんたん | すし・ふじさんの くに |
| 🇺🇸 | アメリカ | ★かんたん | じゆうの めがみの くに |
| 🇫🇷 | フランス | ★かんたん | エッフェルとうの くに |
| 🇨🇳 | ちゅうごく | ★かんたん | パンダの くに |
| 🇧🇷 | ブラジル | ★かんたん | サッカーの くに |
| 🇦🇺 | オーストラリア | ★かんたん | カンガルーの くに |
| 🇪🇬 | エジプト | ★かんたん | ピラミッドの くに |
| 🇨🇭 | スイス | ふつう | アルプスの やまの くに |
| 🇰🇪 | ケニア | ふつう | ライオンの くに |
| 🇳🇿 | ニュージーランド | ふつう | キーウィの くに |
※ このほかにも、ドイツ・イタリア・カナダ・かんこく・インド・タイ・トルコ・ペルーなど、あわせて40か国以上が でてきます。「かんたん」は世界的によく知られた国、「ふつう」は少しだけむずかしい国です。