「かたちづくり」で育つ力とは?
「かたちづくり」は、さんかく・しかく・ひしがた・まるといった基本図形のピースを組み合わせて、家・木・魚・ロケットなどの形をつくる図形合成あそびです。複数の単純な図形を頭の中で回転・移動させ、目標の形に当てはめていく過程では、図形構成力や空間認識力が働くと言われています。「この三角をここに置くと屋根になる」「四角を2つ並べると胴体になる」といった気づきを重ねることは、後の算数で学ぶ図形・面積・分数(全体を部分に分ける見方)の素地を育む遊びとして知られています。本ツールは、お題のシルエットにピースをタップではめるだけの簡単な操作なので、まだ細かい手指のコントロールが難しい3〜6歳のお子さんでも、達成感を味わいながら図形に親しめます。
タングラム・パターンブロックとの関係
図形を組み合わせて絵をつくる遊びの代表が、7枚のピースでシルエットを作るタングラムと、正三角形・ひし形・台形などの色板を敷き詰めるパターンブロックです。どちらも幼児から小学生の図形教育で広く使われています。本ツールは、その入り口として本格的なタングラムを易しくした「枠にピースを置く」方式を採用しました。本来のタングラムは「どのピースをどう回転させれば入るか」を自分で探す難しさがありますが、幼児にはハードルが高いため、まずはお題の中に置き場所が見える状態から始め、慣れてきたら枠を薄く・無くしていくことで、少しずつ「自分で考えて当てはめる」体験へ移行できるよう設計しています。将来的にタングラムやパターンブロックの実物に取り組むための、やさしい準備運動としてお使いください。
対象年齢と、おうちの方の関わり方
目安は3〜6歳(未就学児)です。3〜4歳のお子さんには、置き場所がはっきり見える「かんたん」から始めるのがおすすめです。うまくはまったら「さんかくが やねに なったね!」のように、図形の名前や、できあがった部分を言葉にしてあげると、形と言葉が結びつきやすくなります。間違えても本ツールは決して責めず、何度でもやり直せて最後は必ず完成する作りにしています。おうちの方も「おしいね、もういちど!」と一緒に楽しむ姿勢が、意欲を育てるコツです。そして何より大切なのは、実物のブロックや折り紙、積み木など「手で触れる図形あそび」との併用です。画面上の操作だけでなく、実際に手でピースを回したり重ねたりする体験が、図形の感覚を豊かにすると言われています。本ツールは、その導入・すきま時間の遊びとして位置づけてください。
レベル(むずかしさ)の早見表
| レベル | 枠(置き場所)の見え方 | 目安の年齢 | ねらい |
|---|---|---|---|
| ★ かんたん | ◎ ピースの形と色が濃くはっきり見える | 3〜4歳 | 形と置き場所を「見て」当てはめる |
| ★★ ふつう | 置き場所の枠が薄く見える | 4〜5歳 | 薄い手がかりから形を推測する |
| ★★★ むずかしい | 全体のシルエットだけ(内側の枠なし) | 5〜6歳 | 全体像から自分で分割を考える |
※ 年齢はあくまで目安です。お子さんの様子を見て、簡単すぎず難しすぎないレベルを選んであげてください。レベルを上げると枠が薄くなるだけでなく、お題に使うピースの数も増え(かんたん=2〜3個/ふつう=3〜4個/むずかしい=4〜6個)、少しずつ手ごたえが増していきます。困ったときは「ヒント」ボタンを押すと、次に置くピースと置き場所が金色に光ってやさしく教えてくれます。