子どものタイピング練習はいつから始める?
GIGAスクール構想により、いまや小学校でも一人一台の端末が当たり前になりました。文部科学省は特定の学年で「何文字打てること」といった明確な速度基準を定めているわけではありませんが、多くの学校で中学年(3〜4年生)ごろからローマ字学習とあわせてキーボード入力に触れ始めます。とはいえ、ローマ字を習う前の低学年でも、遊び感覚でキーボードに親しむこと自体はとても有意義です。大切なのは速さではなく、「どの指でどのキーを押すか」という基本のかたち(ホームポジション)を、変なクセがつく前に体で覚えること。このツールは、7歳ごろのお子さんでも取り組めるよう、指を色分けし、次に押すキーを光らせて、ひとつずつ確実に進められる設計にしています。ローマ字をまだ習っていなくても、画面のローマ字ガイドを見ながら「あ=a」のように対応を確かめて打てます。
ホームポジションがなぜ大切なのか
タイピングの土台になるのがホームポジションです。左手の人差し指を「F」、右手の人差し指を「J」に置くのが基本。多くのキーボードでFとJには小さな出っ張り(ポッチ)があり、手元を見なくても指の位置がわかるようになっています。ここを起点に、各指が担当するキーを決めて打つのが「タッチタイピング」の第一歩です。指の担当をあいまいにしたまま自己流で覚えると、あとから直すのがとても大変になります。逆に、最初にホームポジションと指の担当を正しく身につければ、練習量に比例して自然と速く・正確になっていきます。このツールでは、各キーを担当する指ごとに色を分け、画面のキーボードで次に押すキーを光らせるので、「見ないで打つ」感覚を最初から養えるようになっています。まずは焦らず、光ったキーを担当の指で押す——これを繰り返すことが一番の近道です。
ローマ字入力の複数の打ち方(し=si / shi)
ローマ字入力では、同じひらがなでも複数の打ち方が正解になるものがあります。代表的なのが「し(si / shi)」「ち(ti / chi)」「つ(tu / tsu)」「ふ(fu / hu)」「じ(ji / zi)」など。学校では訓令式(si・ti・tu)で習うことが多い一方、実際のパソコンではヘボン式(shi・chi・tsu)で打つ人も多く、どちらでも変換できます。このツールは主要な複数方式に対応しているので、お子さんが習った打ち方でも、大人が普段使う打ち方でも正解になります。また「ん」は次の文字によって「n」一回で済む場合と「nn」と打つ必要がある場合があり、「がっこう(gakkou)」のような小さい「っ」は次の子音を重ねて打ちます。これらもツール側が自動で判定するので、お子さんはガイド表示のとおりに打っていけば大丈夫です。下の早見表もあわせてご活用ください。
ローマ字入力 早見表(あ行〜ん・拗音)
| ひらがな | ローマ字 | ひらがな | ローマ字 | ひらがな | ローマ字 |
|---|---|---|---|---|---|
| あ い う え お | a i u e o | か き く け こ | ka ki ku ke ko | さ し す せ そ | sa si / shi su se so |
| た ち つ て と | ta ti / chi tu / tsu te to | な に ぬ ね の | na ni nu ne no | は ひ ふ へ ほ | ha hi fu / hu he ho |
| ま み む め も | ma mi mu me mo | や ゆ よ | ya yu yo | ら り る れ ろ | ra ri ru re ro |
| わ を ん | wa wo n / nn | が ぎ ぐ げ ご | ga gi gu ge go | ざ じ ず ぜ ぞ | za ji / zi zu ze zo |
| だ ぢ づ で ど | da di du de do | ば び ぶ べ ぼ | ba bi bu be bo | ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ | pa pi pu pe po |
| きゃ きゅ きょ | kya kyu kyo | しゃ しゅ しょ | sha / sya … | ちゃ ちゅ ちょ | cha / tya … |
| じゃ じゅ じょ | ja / jya … | っ(小さいつ) | つぎの子音を重ねる (例 きって=kitte) | ー(のばす) | -(ハイフン) |
※ 太字は複数の打ち方があるもの。どちらで打っても正解になります。