マトリックス推理(9マスのきまり)とは?ねらいと対象学年
「マトリックス推理」は、3×3の9マスにならんだ図形を見て、そこにかくれた「きまり(規則)」を見つけ、右下の「?」に入る図形を選ぶ知育パズルです。世界中の知能テストでも使われる古典的な図形推理の形式を、オリジナルの図案で楽しく学べるようにしました。1マスずつを順に見るのではなく、よこ(行)とたて(列)の「ならびの変化」に注目することで、答えが決まります。たとえば「行ごとに形が変わる」「右へ進むと数が増える」「1マスごとに90度回っている」といったルールです。目に見える手がかりから筋道を立てて答えを導く「思考・判断の力」が育ちます。対象は年少〜小学3年生(おおむね4〜9歳)。レベルは、4マスだけの「2×2ミニ」ではじめ、1つのきまりの「かたち・いろ」「かず・かいてん」、2つのきまりが同時に働く「ふくごう」、左の2つを重ねる(XOR・引き算の)「かさねあわせ」、そして3つのきまりや「?」が動く「たつじん」まで、小3でも歯ごたえのある難度へ6段階で段階的に進めます。図形は形16種・向きのある形6種・色8色を組み合わせ、規則エンジンが毎回ちがう問題を作ります。正解のあとに「きまり」を言葉で選ぶ「きまりクイズ」を出すオプションもあり、見つけた規則を言語化して理解を深められます。
解き方のコツ「よこ→たて→重ね」で見る
マトリックスを解く近道は、「一気に答えを当てようとしない」ことです。まずよこ(→)の1れつだけを左から右に見て、「何がどう変わっているか」を1つ言葉にします(形?色?数?向き?)。次にたて(↓)の1れつを上から下に見て、同じように変化を探します。2つのきまりが見つかったら、それを右下の「?」の場所に当てはめれば答えが決まります。本ツールの「ヒントを みる」ボタンを押すと、行・列を1本ずつ光らせて、どこに注目すればよいかを段階的に案内します。まちがえても、正しい答えのマスを教えてから次へ進むので、「なぜそうなるか」を確かめながら力をつけられます。
おうちでの進め方・見守りのポイント
はじめは「かたち・いろ」(1つのきまり)からスタートし、慣れてきたら「かず・かいてん」「ふくごう」「かさねあわせ」へ進めてください。1セットは10問と短いので、1日1〜2セットを毎日が理想です。つまずいたら、大人が「よこは何が変わっている?」「たてはどう?」と指でなぞりながら一緒に見てあげると、注目の仕方が身につきます。答えを教えるより、「どうしてそう思ったの?」と理由を言葉にさせることが、推理する力をいちばん伸ばします。速さは競わず、じっくり考える時間を大切にしてください。全問正解できるようになったら、1つ上のレベルに挑戦しましょう。
レベルと学年のめやす(早見表)
| レベル | 学年のめやす | きまりの れい |
|---|---|---|
| 2×2ミニ | 年少〜年長 | ◎ 4マスだけの導入版。1つのきまりを見つけて右下を当てる |
| かたち・いろ | 年長〜小1 | ◎ 行や列ごとに 形(または色)が変わる(1つのきまり) |
| かず・かいてん | 小1〜小2 | 右や下へ進むと 数が増える/向きが90度ずつ回る(縦横・対角の進行) |
| ふくごう | 小2〜小3 | 形と色、数と向きなど 2つのきまりが同時に働く |
| かさねあわせ | 小3〜 | 左の2つを重ね、両方にあるものは消える(XOR)/左にあって中央にないものだけ残す(引き算) |
| たつじん | 小3〜 | 3つのきまりが同時に働く、または「?」が右下以外の任意のマスに動く最上級 |
※ 学年のめやすは一般的な目安です。お子さんの理解度に合わせて、できるレベルから始めてください。