ウミウ・カワウ撃退ツール

釣り場・川辺・池・漁港に来るウミウ・カワウ(鵜)を音と光で追い払う無料ツール。 ウ類がよく聞こえる帯域の音・花火を思わせる破裂音・天敵の影を、慣れにくいランダム間隔で組み合わせます。アプリ不要・ブラウザ完結。

使用する音を選んでください(複数選択可)。停止中に変更すると、次回開始から反映されます。

スマホやタブレットを、ウが来る水面や杭の方へ向けて立てかけて使います。

視覚モードは全画面表示になります。画面タップで終了。

音と視覚を組み合わせて、自動で切り替えながら撃退します。


停止中

ウミウ・カワウ撃退のコツ

  • 慣れる前提で使う。環境省のガイドラインは「どんな対策も数日で慣れてしまう」としています。音・光・ほかの対策を組み合わせ、内容を変えながら使います。
  • ずっと流し続けるより、間をあけて集中的に。人を怖がらせる効果は長続きしないため、来る時間帯に絞って使うほうがよいとされます。
  • カワウの仲間が最もよく聞こえるのは 1〜2kHz 付近です(Maxwell ら, 2017)。本ツールの音は 1〜4kHz を中心に作っています。
  • カワウはねぐらから約15kmの範囲まで魚をとりに出ます(環境省・農林水産省, 2014)。よく来る時間帯を見て、その時間に絞って使います。
本ツールは「寄せ付けない」ための補助です。広い川や漁場の被害を減らすには、巡回・テグス張り・案山子などの対策や、漁協・自治体の取り組みとの組み合わせが必要です。
ウミウは狩猟鳥獣ではなく、捕獲には許可が要ります。カワウは狩猟鳥獣ですが、捕獲できるのは狩猟免許・猟期・場所など法の決まりの範囲だけです。卵やヒナのいる巣の撤去にも許可が要ります。

本ツールは合成音のみ使用しており、録音音源は含みません。すべての処理は端末内で完結します。

ウミウとカワウの見分け方

見るところカワウウミウ
口角の黄色い部分鈍角鋭角にとがる
頬の白い部分目の後ろへまっすぐ後頭部へ広がる
翼の上面(成鳥)茶色味緑黒色の光沢
おもなすみか川・湖沼・内湾岩礁の海岸
狩猟鳥獣か狩猟鳥獣(2007年に追加)狩猟鳥獣ではない

幼鳥はどちらも茶褐色で、ウミウは1〜3月に頬の白い部分が小さくなります。遠くからの見分けは難しく、同じ場所で両方が見られることもあります(環境省のガイドラインのコラムによる)。

公的な資料にある追い払いの方法と評価

環境省のカワウ対策のガイドラインが、方法ごとに効き目を評価しています(◎ 効果が高い、○ 効果あり、△ すぐ慣れる)。

魚をとる場所(川・池・漁場)

  • 巡回とロケット花火: ◎ 最も効果的。ただし最も労力がかかる
  • 案山子: ○(川)慣れるので着せ替えが必要。オレンジ色の服が効果的
  • テグス張り: ○(川)/△(湖沼)

ねぐら・集団で巣を作る場所

  • 人による追い払い: ◎
  • テープ・ロープ張り: ○
  • 爆音機などの音・目玉風船などの見た目: △ すぐ慣れて効果が減る

本ツールの音と光は、△ の「音」「見た目」の刺激にあたります。単独では慣れやすいので、上の方法と組み合わせてください。水産庁は、ドローンを使ったカワウ対策のマニュアルも出しています。花火を使うときは、自治体や漁協の決まりを確かめてください。

よくある質問(ウミウ・カワウの生態・対策)

環境省のカワウ対策のガイドラインは、爆音機などの音による追い払いを「すぐ慣れて効果減少」と評価しています。決め手になる音は無く、慣れる前提で複数の音を組み合わせ、間隔を変えて使います。カワウの仲間(カワウ属の1種)の聴覚を測った研究では、1〜2kHzの帯域が最も敏感でした(Maxwell ら, 2017。成鳥1羽を0.5〜6kHzで測定)。本ツールは1〜4kHz付近の音を中心に合成しています。

口角の黄色い部分の形が、カワウは鈍角、ウミウは鋭角にとがります。頬の白い部分は、カワウでは目の後ろへまっすぐ、ウミウでは後頭部へ広がります。成鳥の翼の上面は、カワウが茶色味、ウミウが緑黒色の光沢です。すみかは、カワウが川・湖沼・内湾、ウミウが岩礁の海岸が中心ですが、同じ場所で見られることもあります。幼鳥はどちらも茶褐色で、遠くからの見分けは難しいとされます(環境省のガイドラインのコラムによる)。

おもな被害は、川や湖に放流したアユなどの稚魚・遡上する魚・養殖や蓄養の魚を食べることです。1羽が1日に食べる量は約500gと試算されています。ねぐらや集団で巣を作る場所では、糞で木が弱って枯れたり、悪臭や騒音が出たりします。全国の数は約12万羽と推定されています(環境省・農林水産省、2014年)。

カワウは賢く臆病な鳥で、置いておくだけの対策は最初は効いても、時間がたつと慣れて効き目が薄れます。環境省のガイドラインは「どんな対策も数日で慣れてしまう」として、慣れる前提で複数の対策を準備し、ずっと続けるより間をあけて集中的に行うことをすすめています。

効くという根拠は見つかっていません。カワウの仲間の聴覚の測定は6kHzまでで、18〜22kHzを試した研究はありません。鳥全体でも、20kHzを超える超音波に感度を示した種は知られていないとされます(Beason, 2004)。本ツールの超音波プリセットは既定でオフにしています。

環境省のガイドラインでは、魚をとる場所での「巡回とロケット花火」が最も効果的(ただし最も労力がかかる)とされ、案山子(慣れるので着せ替えが必要。オレンジ色の服が効果的)やテグス張りも川では効果ありとされています。ねぐらでは、人による追い払いやテープ・ロープ張りが挙がっています。水産庁はドローンを使った対策のマニュアルも出しています。花火を使うときは、自治体や漁協の決まりを確かめてください。

どちらも鳥獣保護管理法の対象です。カワウは2007年に狩猟鳥獣に加わりましたが、捕獲できるのは狩猟免許・猟期・場所など法の決まりの範囲だけです。ウミウは狩猟鳥獣ではなく、捕獲には許可が要ります。卵やヒナのいない巣は撤去できますが、卵やヒナがいる場合は許可が要ります(大阪府の案内による)。困ったときは、自治体の鳥獣担当や漁協に相談してください。

バルト海沿岸の研究では、オジロワシがコロニーに入り込むと、ヒナや卵が襲われるうえ、親が巣を離れたすきにカモメ類やカラス類が卵を食べ、コロニーごと放棄されることもあると報告されています(Bregnballe ら, 2021)。日本国内での記録は、一次情報では確かめられていません。本ツールのワシの影・鳴き声は、こうした天敵を思わせる刺激として使っています。

現在の鵜飼ではウミウが多く使われ、かつてはカワウを使う方法も盛んでした(環境省のガイドラインによる)。茨城県日立市の伊師浜には全国で唯一のウミウの捕獲場があり、長良川など全国11か所の鵜飼へ供給しています(日立市の案内による)。

出典

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