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黄金比・貴金属比計算ツール | マッハーツール

ひとつの長さを入力するだけで、黄金比、白銀比、16:9、4:3など主要な比率の計算結果を一覧で表示します。

1. メイン計算機 (比率計算)

基準となる1つの数値から、全9種類の比率を一覧で計算・視覚化します。

  1. 基準の長さを入力: 計算の元になる数値を入力します (例: 1000)。「クイック入力」ボタンで代表的な数値(1920など)を入力することもできます。
  2. 単位を選択: 入力した数値の単位 (px, mm, inch, pt) を選びます。
  3. DPIを選択: Web (72 or 96) または印刷 (300) を選びます。これは主に「単位換算」カードの計算に使用されます。
  4. 基準の割り当てを選択:
    • : 入力値を「長辺(幅)」と仮定し、対応する「短辺(高さ)」を計算します。ビジュアライザーは横長になります。
    • : 入力値を「短辺(幅)」と仮定し、対応する「長辺(高さ)」を計算します。ビジュアライザーは縦長になります。
    • 分割: 入力値を「全体の幅」と仮定し、それを「A | B」の2領域に分割した幅を計算します。ビジュアライザーは全カードで高さが統一されます。
  5. 小数点以下の桁数: 計算結果の表示桁数 (整数, 第1位, 第2位) を選びます。

計算結果の数値やCSSスニペットは、 アイコンクリックでクリップボードにコピーできます。


2. 単位換算カード

メイン計算機で入力した「基準の長さ」と「DPI」に基づき、他の単位に一括換算します。

  • 入力した単位が `px` の場合、選択したDPI (例: 96 DPI) を使って `inch` に変換し、そこから他の単位 (`mm`, `pt`) に再計算されます。
  • 入力した単位が `mm`, `inch`, `pt` の場合、DPIに関わらず物理的な長さ (例: 1 inch = 25.4 mm) で換算され、最後に `px` に変換されます。

3. 比率の逆引き

ページ下部の「比率の逆引き」セクションで、2つの任意の数値(例: 幅 1920, 高さ 1080)を入力して「」ボタンを押すと、その比率(例: 1.777...)を計算し、最も近い主要比率(例: 16:9)を判定します。

コンセプト

黄金比・貴金属比計算ツールは、デザイナーや開発者がレイアウト、コンポーネント設計、構図決定に用いる「美しい比率」を、指定した単位で瞬時に計算・視覚化するWeb便利ツールです。

「この幅(1000px)に対して、黄金比の高さは?」や「全体幅(1440px)を16:9で分割したい」といった日常的な計算タスクを、リアルタイムプレビューで高速化します。

技術仕様・定義
  • 計算対象比率: このツールでは、一貫して「長辺 / 短辺」の比率(必ず1以上になる値)を内部的な基準値 (ratio) として使用しています。
    • 黄金比: $1 : (1+\sqrt{5})/2 \approx 1 : 1.618$
    • 白銀比 (大和比): $1 : \sqrt{2} \approx 1 : 1.414$
    • 白銀比 (第2): $1 : 1+\sqrt{2} \approx 1 : 2.414$
    • 青銅比: $1 : (3+\sqrt{13})/2 \approx 1 : 3.303$
    • 標準比率: 16:9, 4:3, 3:2, 2.35:1, 1:1
  • DPI (Dots Per Inch):
    • 96 DPI: Windowsの標準的なDPIであり、多くのWebブラウザで `1 inch = 96 px` と解釈されます。
    • 72 DPI: 伝統的なMac OSの標準DPIであり、タイポグラフィの `pt` (ポイント) は `1 pt = 1/72 inch` と定義されています。
    • 300 DPI: 商業印刷で一般的に使用される高解像度の基準です。
黄金比 (1 : 1.618...)
白銀比 (1 : 1.414...)
白銀比 第2 (1 : 2.414...)
青銅比 (1 : 3.303...)
16:9 (ワイド)
4:3 (クラシック)
3:2 (写真)
2.35:1 (シネマ)
1:1 (スクエア)
単位換算 (DPI基準)

比率の逆引き