深視力検査シミュレーター (三桿法 / さんかんほう)

大型免許・二種免許の必須項目。
実機の仕様を再現したロジックで、合格ラインの距離感を掴む練習ができます。

検査の手順とポイント

1. 画面サイズを調整

初めに「画面サイズ調整」を行い、実物大(1mm=1mm)が表示されるようにします。これにより、実機と同じ距離感(移動速度50mm/秒)が再現されます。

2. 顔を固定して見る

実際の検査では顔を動かせません。画面から50cm〜70cm程度離れ、顔を固定して正面から見てください。顔を左右に振ると立体感がわかってしまうため練習になりません。

3. タイミングを掴む

棒が一直線に並んだ瞬間にボタンを押します。スマホならタップ、PCならスペースキーが便利です。3回計測し、平均誤差2cm以内を目指しましょう。

リアル暗室モードについて 本番の検査機(覗き込むタイプ)は箱の中が暗く、棒だけが見える状態です。「リアル暗室モード」をONにすると、その環境に近い視認性でトレーニングできます。
深視力テスト
真ん中の棒が、左右の棒と一直線に並んだ瞬間にストップ!
待機中

PC: スペースキー または Enterキー で操作可能

実機(三桿法)の仕様を忠実に再現
  • 棒のサイズ・間隔:
    警察庁の運転免許技能試験実施基準に基づき、「直径2.5mm」「間隔30mm」を画面上で実寸表示します。
  • 移動速度:
    検定基準と同じ「秒速50mm」の等速運動をプログラムで再現しています。
  • 移動範囲:
    奥行きの可動域「前後 ±100mm(合計20cm)」での見え方をシミュレートしています。

キャリブレーション機能により、お使いのスマホやPC環境に合わせて物理サイズを自動計算・適用しています。

練習履歴
日時 結果 判定 傾向

履歴はありません

深視力検査(三桿法)完全攻略ガイド

なぜ深視力が必要なのか?

大型自動車、中型自動車、準中型自動車、牽引(けん引)、第二種免許の取得・更新時には、通常の視力検査に加え「深視力検査」に合格する必要があります。 大型車両の運転では、バックミラー越しの距離感や、車体の長さを把握する空間認識能力が事故防止に直結するため、この能力が厳しくチェックされます。

三桿法(さんかんほう)の仕組み

免許センターで一般的に使用されるのが「三桿法」と呼ばれる検査機です。 箱の中を覗くと3本の棒が見えます。両端の2本は固定されていますが、真ん中の1本だけが奥へ行ったり手前に来たりを繰り返します。 3本が一直線に並んだ瞬間にボタンを押します。これを3回行い、平均誤差が2cm以内であれば合格となります。

合格するための3つのコツ

  • 1. リズム(周期)を掴む
    棒は一定の速度(50mm/秒)で往復運動をしています。「奥に行って、戻ってくる」という折り返しのリズムを数回見送って確認し、タイミングを計ることが大切です。
  • 2. 少し早めに押す(反応遅延の考慮)
    「並んだ!」と脳が認識してから、指が動き、ボタンが反応するまでには、わずかなタイムラグ(0.2〜0.3秒程度)があります。棒は1秒間に5cmも進むため、ジャストタイミングで認識すると「行き過ぎ」になります。気持ち早めを意識しましょう。
  • 3. 顔を動かさない
    顔を左右に動かすと「単眼視差」の手がかりが得られる場合がありますが、検査では顔を固定して正面を見据える必要があります。両目のチームワーク(両眼視機能)だけを頼りにしましょう。

深視力に落ちる・受からない原因

視力の問題(屈折異常)

乱視が矯正されていなかったり、左右の視力差(不同視)が大きいと、立体感を得にくくなります。メガネやコンタクトの度数が合っているか確認しましょう。

眼位・眼筋の問題

斜位(隠れ斜視)などにより、両目を内側に寄せる力(輻輳力)が弱いと、物体との距離感が掴みにくくなります。眼科でのトレーニングが必要な場合があります。

よくある質問 (FAQ)

2.5メートルの距離で3回検査を行い、その平均誤差が2cm以内であれば合格です。本シミュレーターでもこの基準を採用しています。

画面サイズの設定(キャリブレーション)が正しく行われていない可能性があります。画面上部の「画面サイズを再調整する」から、クレジットカードや定規を使って調整してください。
本ツールについて
このシミュレーターは、三桿法のタイミングや距離感を掴むための練習用ツールです。実際の検査機とは見え方(実体感)が異なります。 もし本ツールで好成績でも、実際の検査でどうしても通らない場合は、深視力検査に対応した眼鏡店や眼科医への相談を強くお勧めします。

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